Pres-de(プレドゥ)のこだわり
Pres-deは、日本の職人によって丁寧に仕上げられた天然素材の生地を中心に販売する『生地の専門店』。
初心者から上級者まで、ハンドメイドに関わるすべての人々の創作活動を、真心こめてお手伝いしています。
私たちが日本製の生地にこだわる理由は、とてもシンプル。
生地を知り尽くした職人だからこそ生み出すことができる、独特な風合いや色表現。
ひとつ ひとつ丁寧に仕上げられた手仕事がなす技は、どこにも真似ができない「日本の誇り」だからです。
均質的に大量生産された海外製の生地では決して真似することができない、世界最高レベルを誇る日本の技術。
それを生かし、守り、未来へと繋げていくことが私たちの使命です。
少しだけ、昔話をしましょう。
私が生まれ育った播州地方は、⻄脇市を中心に、
世界が認める品質の先染織物である「播州織」の産元として知られています。
機屋のそばを通れば、耳に聞こえる「カタカタ、パタパタ」という織機の音。
播州に暮らす 私たちにとって、それは今でもふるさとの音風景として心に刻み込まれています。
(幼い頃 から聞き馴染んだその音こそPres-de の心音なのかもしれません)
2006年、自作のハンドメイド作品を販売する場として「Pres-de」は誕生しました。
ほどなくして生地素材を販売する現在のスタイルが定着しましたが、
それでも、私たちの原点は創作活動であり、Pres-de らしさの形成に大きな影響を及ぼしています。
私たちが優先するのはビジネスとしての利益ではありません。
考えることはいつだって「お客様を笑顔にできるか?」ということ。
天然素材の生地には糸節やネップが混じることがあります。
これを素材特有のものとして良品扱いしているショップが多い中、
Pres-de では徹底的に検反し、ベストな品質でお届けすることを心がけています。
店側の論理が、いつだってお客様にも当てはまるとは限りません。
私たちは常にお客様の声を聞き、お客様が求めているサービスを追求しています。
小さなころ、母が私のために縫ってくれたお弁当袋。ハンカチ、マスク、かわいいお人形。
既製品のような均質的な美しさはないけれど、それは本物の愛情でできていました。
色も形もボンヤリとしか思い出せないのに、私のために縫ってくれた母の愛情だけは、
年月を重ねた今でもはっきりと思い出すことができます。
手から手へ、心から心へと。
ハンドメイドはその温もりを繋ぎます。
世代を超えて、永遠に。
ハンドメイドは、同じレシピを使っても、まったく同じ作品には仕上がりません。
生地と向き合っているその瞬間のあなたが、作品に映ります。
だから楽しい、 だから温かい。
Pres-de が、少しでもその手助けを担うことができれば幸せです。
2021年6月
Pres-de 代表 塩谷 光代
とことん質にこだわったPres-deの生地。
触れて、縫って、
その温もりを体感してみませんか?
